臭いを感知する嗅覚のメカニズム

TOP » においのことまるわかりQ&A » いい匂いをふりかけるだけじゃダメ!においのメカニズムとは?

いい匂いをふりかけるだけじゃダメ!
においのメカニズムとは?

においはどのようなメカニズムで臭っているのか、ご存知ですか? 自分がいい匂いだと判断するものが、万人にとっていい匂いであるとは限りませんし、いい匂いといい匂いを組み合わせても、必ずしもいい匂いになるとは限らないようです。嗅覚ってそもそもどんな感覚なのか、メカニズムや特徴を解説しましょう。

嗅覚ってなに?謎を解明

人間が持つ五感のうち、臭いを感じ取る嗅覚は特に繊細なものであることが分かっています。例えば、五感のひとつである味覚は甘味や苦味、塩味など5種類の受容体しかないのに対し、臭いを感じ取る受容体は発見されているだけで347種類もあるそうです。それだけ、たくさんの種類の臭いを嗅ぎ分けられるというわけです。
臭いとして鼻で感知される成分に様々な種類があり、それらが組み合わせられることによって複雑な臭いが構成されます。例えば、皆が大好きな石鹸の香りに、さらにいい匂いを加えたからといって、皆に好まれる匂いになるとは限りません。組み合わせたことで反応が起こり、別の臭いに変化することがあるからです。また、臭い成分の感じ方には個人差があり、いい匂いと判断するか嫌な臭いと判断するかは、その人が持つ遺伝子配列によって差が出るといわれているそうです。
脇の下のアポクリン腺から分泌された男性ホルモンを常在菌が分解して作られる、アンドロステロンという成分は、男性の体臭の原因物質と言われていますが、男性にとってはあまり不快だと判断される臭いではないそう。しかし、女性には非常に不快だと感じてしまう嫌な臭いの原因物質の筆頭として挙げられます。
このように、嗅覚は複雑な機構によって成り立っており、性差や個人差が出やすい、繊細な感覚であると言えます。

フェロモンを感じ取る鋤鼻器(じょびき)とは?

嗅覚が非常に繊細なものであることを物語る器官として、フェロモンを感知する鋤鼻器が挙げられます。別名、ヤコブソン器官と呼ばれているもので、人間の鼻ではすでに大部分が退化してしまったと言われています。フェロモンの受容器として機能している可能性は低いのですが、いまだに解明されていない謎が多い器官でもあります。性フェロモンを微量ながら感知しているのでは、という説もあるようです。
その説に基づいて、男女別にフェロモン成分を配合したフェロモン香水なども開発されています。

嗅覚は衰える。鍛える方法は?

嗅覚は非常に繊細な感覚器官で、年齢と共に機能が衰えてしまうと言われています。歳を取ると、耳や目と同様に鼻も衰えてしまうため、臭いに対して鈍感になってしまうそう。そのため、自分から出ている悪臭や加齢臭に気が付かず、周りに迷惑をかけてしまうことがあるのです。
しかし、普段から嗅覚を鍛えるトレーニングを行っていると、嗅覚の衰えを食い止めることができるそう。例えば、コーヒーや紅茶、フルーツやスイーツなど、好きな食べ物や飲み物を口に入れる時、香りを楽しんでから口に運ぶようにしてみましょう。普段何気なく嗅いでいる香りを十分に意識するだけで、嗅覚を鍛えるトレーニングになるのです。

まとめ

嗅覚は繊細な感覚器官!香りを意識しながら鍛えよう

  • 嗅覚はたくさんの受容体を持つ繊細なもの
  • 臭いは複数の成分が混ざり合って構成された複合体
  • 嗅覚は年齢と共に衰えるが鍛えることが可能

臭いはたくさんの成分を組み合わせて作られる複雑なものです。その成分を鼻の受容体が繊細に感じ取ることで嗅覚は成り立っており、快or不快の判断には個人差があります。また、嗅覚は加齢とともに衰えることが分かっており、年齢を重ねると自分の臭いに気が付かないことも。常に臭いを意識しながら生活し、嗅覚を鍛えましょう。

体臭は身体の中から改善。体内の悪臭対策に!体臭改善サプリランキング

体臭は身体の中から改善。体内の悪臭対策に!体臭改善サプリランキング