ミョウバンの消臭効果

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成分に注目ミョウバン

古代から親しまれるミョウバンの消臭パワー

ミョウバンとは?

ミョウバンは古代ローマ時代からクレオパトラが制汗剤として愛用していたという説があるほど、古くから親しまれている成分です。現在は化学的に合成されている成分ですが、古代は温泉に含まれていたり、ミョウバンが結晶となった天然塩が産出される地域があったため、天然成分と考えられていました。
基本的には、カリウムやアンモニウムなどのミネラルにアルミニウムなどの金属が硫酸塩という形で結合した物質で、殺菌作用があることで知られています。

ミョウバンの効果

古代からデオドラント効果があるとして用いられていきたミョウバンは、水に溶けると酸性に傾く性質があります。肌表面で汗や皮脂と混ざって臭いを発生させる細菌などの微生物は、酸に弱いものが多いため、皮膚にミョウバン水を塗ると殺菌されて繁殖できず、臭いを抑えることができるのです。また、ミョウバンに含まれているアルミニウムなどの金属が、臭いの元となる有害物質と結合し中和されたり、酸化還元反応が起こって金属消臭が行われることがあるそう。さらに注目すべきは、酸性のミョウバンによるアルカリ性のアンモニアに対する作用で、アンモニア臭を抑える効果は抜群だと言われています。
もうひとつ、詳しいメカニズムはまだ解明されていないのですが、ミョウバンには皮膚を収れんする作用があるそうです。皮膚にミョウバン水を塗ると皮膚の汗腺を収縮させて汗を抑える効果も期待できます。発汗そのものを抑制できれば、汗の臭いも抑えられるというわけです。

ミョウバンの消臭効果に関する論文

水に溶かして拭き取っただけでも効果的

ミョウバン水を噴霧しガーゼで拭き取り乾燥させた結果、手掌内の乾燥した環境が維持でき、 ミョウバン水の消臭・殺菌作用も伴って効果が現れたと思われる。【※1】

ミョウバンには、水と混ざることで酸性となる性質があります。この酸が体臭予防には効果的。そもそも体臭は、皮膚に存在している皮膚常在菌が原因で発生するもので、菌を増殖させないことが体臭予防のカギとなります。酸は、殺菌・消臭作用を持ち合わせているため、皮膚常在菌を抑えて、体臭を軽減させることができるのです。つまり、水にミョウバンを溶かしたミョウバン水を使えば、拭き取りを行うだけでも、十分に体臭を抑制することができるでしょう。さらに酸には、制汗作用も期待できることから、汗の量も少なくできると考えられています。

  

香料が苦手な方でも使用できる

緑茶スプレーやミョウバンスプレーは、スカトールやインドールに対する消臭効果を持つ消臭剤に比べると消臭効果はありませんでした。しかし、消臭効果があることも実験で検証されたため、今後、香料が苦手な患者に使用を検討できると考えられます。【※2】

市販の消臭剤や制汗スプレーは何かしらの香りがつけられており、人によっては香りが強すぎると感じてしまうことがあるかもしれません。また、体臭とフレグランスの香りが合わさるとかえって不快な臭いを引き起こすことも。そのような悩みを解決してくれるのがミョウバンスプレーです。ミョウバンは、ある程度の消臭効果が認められているうえに、特有の香りがありません。「体臭を軽減させたいだけで、余計な香りは付け足したくない」という人や、「職場で香水のような香りはNG」という人はミョウバンスプレーを試してみるといいでしょう。

       

消臭効果とともに不快度を下げる効果もある

生クラゲに対してミョウバン0.5%添加時に,特に初期~2日目までは臭気発生の抑制効果が最も優れていた。また,臭気濃度,快・不快度測定においてもミョウバンの使用効果が確認され た。【※3】

クラゲを溶かした液にミョウバンを入れ、その腐敗臭の変化を観察する実験では、ミョウバンを入れたクラゲ溶解液の臭いは、強く抑制されていました。それだけでもミョウバンの消臭効果の偉大さを感じますが、同時に臭いの不快度も下がる傾向が見られたのです。体臭に置き換えると、体臭対策にミョウバンを使えば、周りに不快な思いをさせる心配もなくなるかもしれません。スメハラという言葉があるように、現代社会では他人の臭いに敏感な人々が多くいます。トラブルを避けるためにも、臭いの不快度を下げる対策を行っていきましょう。

参考文献

【1】森井和子,古澤洋子:手掌の浸軟および不快臭に対するミョウバン水を用いたケアの効果|:南部町国民健康保険西伯病院

【2】村田知子, 大後 有希子:おむつ交換時の病室の便臭に対する消臭への取り組み~効果的な消臭スプレーの検討~ |周防大島町立大島病院

【3】佐々木智司:火力発電所における海生生物の臭気対策|平成25年度火力原子力発電大会論文集

ミョウバンの効果まとめ

ミョウバン水で体臭の不快度ダウン

酸性であるミョウバン水は、汗や皮脂から増殖する雑菌を抑制してくれます。そのため、長く清潔な状態が続き、悩みの種だった体臭も自然と消えてゆくでしょう。霧吹きボトルを使えば、簡単にミョウバン水を持ち歩くことができて、利便性もバッチリです。また、ミョウバンには臭いの不快度を下げる作用があるので、外出先での体臭対策には向いていると言えます。人と会う前のエチケットとして、ミョウバン水を活用するのもおすすめです。

  

臭いをごまかさず、しっかり消臭

フレグランスの香りが強い消臭スプレーや制汗剤の役割は、臭いを消すというよりも、香りで嫌な臭いをごまかすと言ったほうが適切でしょう。結果的に体臭は気にならなくなりますが、芳香剤のような香りが苦手な人も多いはず。これでは、不快になることには変わりないので、きちんと消臭してくれるミョウバンを活用すると良いでしょう。強い体臭を抑制しつつ、芳香剤の香りもしないので、自然体でいることができます。

ミョウバンのメリット

ミョウバンは肌表面で抗菌作用や消臭作用を発揮しますので、臭いが気になる部分にピンポイントで塗布すれば、臭いを効果的に抑えることができます。古代から使われてきた成分なので、安全性が高いこともメリットのひとつでしょう。
また、ミョウバンはドラッグストアなどで簡単に手に入りますし、水に溶かすだけでリーズナブルに手軽にボディケアへ活用できることも魅力です。

ミョウバンのデメリット

ミョウバンはお漬物の発色剤や麺のかんすいとして、食品に用いられることもありますが、ミョウバンだけを大量に服用することは危険なので避けた方が無難。消臭やデオドラントの目的で用いるなら、肌の表面へ塗布して使用するのが基本です。臭いや汗が気になる部分にピンポイントで塗る使用法となるので、口臭や便臭などを抑えたい場合にはあまり向いていません。

ミョウバンを日常に。アイテム紹介

ミョウバンを用いたアイテムと言えば、わきの下へ塗るロールオンタイプのデオドラント剤、スプレーなどが定番。焼きミョウバンをすり鉢で擦って粉末にして、わきの下などの汗が気になる部分へ塗る、という方法もあります。ミョウバンの粉末を水に溶かしてスプレーしたり、ガーゼなどに浸して皮膚を拭く方法も効果的です。

体臭は身体の中から改善。体内の悪臭対策に!体臭改善サプリランキング

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